本当に「みんな同じ」?
こんにちは。
心を知って自由になる。ライフクリエイターのあやかです。
昨日は「バベルの学校」という映画を鑑賞しました。
フランスのとある適応クラス(フランスとは別の国から集まってきた生徒がフランス語を学ぶためのクラス)のお話なのですが、
別の人種であるということは、当然信仰する宗教も生まれ育った環境も全くちがうわけで
映像の中でも印象に残ったのが、クラスでお互いの価値観や考え方を意見交換する授業があったことです。
特に日本にいると、単一民族で島国ということもあり、「みんな同じ」という無意識がかなり根強いと思います。
みんな同じというところから、次第に「みんな同じでなければならない」という
強迫観念になっていないでしょうか?
「みんな同じ」と思い込むことは、言わなくてもわかる、という考えにつながり
結果として思考停止状態の人間をつくってしまいます。
実際に自分がそうだったからです。
同じことが当たり前という環境で育ってきて、ある日ふと気付いたのは
同じだったのではなく、母の考え方をそのまま自分がしていたということでした。
だから、自分の考えというものを全く持つことがなく、誰かの考えをそのまま自分の考えと思っていた。。
自分の考えではない考えをあたかも自分の出した考えかのように思ってしまうことは
とても危険です。
なぜなら、自分の人生を自分でつくっていくことができなくなるからです。
当然自分が何をしたいのか、そもそも自分は今何を感じ何を考えているのかもわからなくなってしまいます。
だから、まずは自分の今考えていることが、本当に自分の考えなのか疑うこと。
人種などわかりやすい形での違いはなくても、本当はすべての人間が
別々の「今」を生きています。
それを理解できることが人種や宗教の違いを超える第1歩ではないでしょうか。