8月に思いを馳せる。
こんにちは!
今回は変化ストーリーシリーズはお休みし、8月について思いを馳せてみました。
8月も後半。暑い日がまだまだ続きますね。
8月になると日本人なら思い起こすのは70年前のあの時代。
今の時代からみると、戦争があったそんな時代があったなんて信じられないぐらい、日本は様変わりしました。
今の日本では衣食住に困ることなんてほとんどない。
そして確かに戦争の悲惨さ、残酷さを経験したことで、絶対にもう戦争を繰り返してはいけない
という強烈なインパクトを残していったと思います。
でも結局のところ、戦争のトラウマを経験しても、私たち日本の根本は何も変わっていないと私は思っています。
それは世界も人間も根本的な変化が起きていないから。
日本でも見える戦争はないけれど、経済という形で見えない戦争は今もずっと続いている。
根本の仕組みが変わらない限り、歴史は何らかの形で繰り返されてしまうと。
8月のこの時期に思いを馳せると
自分や他人や、何かを責めるのではなく、ありのままを
正しく認識できる目をもてることを大事にしたいと初心に返ります。
目の前の相手の真実の心と出会えるか。
歴史は本当は何を伝えたかったのか。
そして正しく知ったことから、何を産み出すのか。
私たちは命のリレーをしています。
そうならば、この時代を生きる私たちはどんなバトンを受けついだのか。
気づいたときには誕生していて、いつのまにか放たれた矢のように、確実に死に向かっている。
だから、どんなバトンを引き継いだのか。どんなバトンを引き継ぐのか。
きっと戦争で亡くなっていった人、生き残った人は、
どんな時代の人よりもバトンを意識し、託していたのだと思う。
そんな鮮烈な歴史の意志と出会った私は、この時代、この日本に生まれたことを「偶然」で終わらせずに、
この人生で何を表現し、何を引きつぐのかを常に示していきたいと思うのです。